2022年8月12日金曜日

ビザ紛争。。。

 同居人(法律学者)は、毎日、その日に出た判決の概要をメールしてもらうサービスを利用してて、気になる事件があると、判決を斜め読みする習慣があるの。

ふつうは、静かに斜め読みしておしまいなんだけど、一昨日は、ボクがブイブイ言われて、たいへんだったのー。それがねー、、、

3年のビザをもらった人がイミグレに問い合わせをしたんだって。ビザには入国がいつから許可されて、いつまでに入国しなくちゃ期限切れになるっていう条件がついてたんだけど、その人は、ビザの有効期限がいつなのかを問い合わせてたの。

いくつかやり取りがあった後、イミグレは、文書で、入国期限までに入国したら、入国した日から3年間ビザは有効って答えて、やり取りが終わったの。

ところが、じつは、そのイミグレの文書での回答は大嘘で、ビザは、入国した日から3年じゃなくて、この日までに入国しなかったら期限切れになるっていう日がビザの期限だったってことがずっと後になってわかったんだって。

それで、その人、入国した日から3年有効だっていうから、自国の仕事をやめて引っ越してきたのに、3年たたないうちに期限切れで帰らなくちゃならなくなって、大損失だから、損害を賠償しろって、連邦政府を訴えたの。

でね、イミグレの言い分は、、、間違えたのは事実だけど、間違えたのは最後の一回だけで、それまでのやりとりでは正しいビザの有効期間を伝えたんだから、その人は、正しいビザの期限を知ってたはずだ、、、なんだって。

まぁ、それは、いつものイミグレのしょうもない言い訳だから、同居人は、「またやってる」としか思わなかったらしいんだけど、裁判所がね、ビザの発給通知に正しいビザの番号が書いてあって、移民法施行令には、その番号のビザの正しい条件が書いてあるんだから、ふつう、イミグレがうそを言っても信じたりしないだろーっていう判決を出したっていうんで、同居人が、悲鳴をあげたのー。

「ふつー、信じるだろー(!!!)」って。「信じないほうがふつうだっていうのは、いったい、どーゆー国だ」って。

そんなこと、ボクに言われてもねー、なの。

イミグレがうそついたっていう紛争は、よくあるんだけど、でも、ビザ問題で一番多いのは、たぶん、エージェントにビザの申請を頼んだのに、いつまでもビザが出ないから、調べてみたら、エージェントがお金だけ取って、申請してなかったっていうパターンだと思うので、オーストラリアに来る場合は、気をつけてね。

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