2019年4月9日火曜日

市民権を放棄したい理由

日本人って、国際結婚する人はそんなに多くないらしいから、日本の入管に文句を言う日本人も、あんまりいないようだけど、オーストラリア人は、国内でも海外でもいろんな人と結婚するから、イミグレに文句タラタラな人はすごーく多いの。

海外で仕事をしてて、そこで結婚して、子どももいて、今度、オーストラリアに転勤するから、妻のビザを申請したら、却下されたとか、却下されないまでも審査に何年もかかるとか、そういう文句ね。

でも、妻のビザが取れないから、オーストラリアに帰国するために自分の市民権を放棄したいっていう人の話は初めて聞いた~って言って、同居人が大笑いしてるの。

その人、高度な専門職についてる人だから、オーストラリア人じゃなかったら、永住ビザに申請できるはずで、そうしたら、1年以内に家族全員分のビザが降りてオーストラリアに引越しできるはずなんだって。ところが、オーストラリア人なもんだから、自分はビザを申請する資格がなくて、妻に配偶者ビザを申請してるんだって。

ところが、オーストラリア政府は、大企業の需要優先で、オーストラリア市民のニーズなんて気にしないから、大企業が欲しがる高度専門職に永住ビザはすぐに出るけど、オーストラリア市民が必要な配偶者ビザは審査に最低2年はかかり、しかも、今年、政府が永住ビザの発給数に制限をかけたから、審査待ち時間は長くなるはずなんだってさ。その人、妊娠中の妻を残して自分だけ帰国できないから、自分はオーストラリア人だったがためにオーストラリアに帰れない―って、文句言ってるんだって。

同居人は大うけしてるけど、気の毒だよねぇ。。。

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