同居人が、ほらキターって言ってるの。政府が、今回のブッシュファイヤーで世界中の若者がオーストラリアの野生動物を心配してくれたのに乗じて、その若者たちにタダ働きさせて、地方の地主が儲ける新政策を発表したんだって、同居人が言うの。
なにかと思ったらね、ワーキングホリデービザを持ってる人が、ブッシュファイヤーの影響を受けた地域でボランティアを88日間すると、もう一年、ワーキングホリデービザを取れるように制度を変更するんだって。
同居人の話では、ワーキングホリデービザには、地方の低賃金肉体労働者不足を補うために、88日間、指定地域(大都市以外の地域)で働くと、もう一年、取れるっていう制度が、もともとあったんだけど、田舎の悪徳農場主が、みんなして、ビザ欲しさにやってくる若者に、法定の賃金を払わずに奴隷労働させるのが問題になって、数年前に、ボランティアや規定の賃金以下での労働は、ビザ延長の対象にしないように変更したんだって。
それなのに、今回、また、もとの奴隷制に戻すことにしたって、同居人がため息ついてるの。だいたい、田舎の地主っていうのが、カンガルーやウォンバットを害獣として駆除してきた人たちで、コアラのことは撃ち殺しはしなかったけど、彼らの牛が、コアラをケガさせたり殺したりしてたわけで、そういう人たちに無料の労働力を提供して好きにさせたりしたら、そうじゃなくても脆弱になってるオーストラリアの自然環境が、ますます悪化するんじゃないかっていうのが、同居人の心配らしいの。政府は補助金出さなくて済むから、名案だと思ってるだろうけど、補助金じゃないから、なんの規制もできないって。。。
コアラくんや、ウォンバットくんたち、生き残れるかなぁ???
0 件のコメント:
コメントを投稿